なんて読むの?


 僕のホームページには「mo8c」という文字がよく登場する。ドメインにもなっているこの記号、なんと読んでますか?「もやし」です、もやし。人に尋ねられる回数から推測するに、今コンピューターの前で「あ〜そうだったの?」なんて言ってる人絶対いると思うけど・・・。完全にメジャーになっちゃったバンド「いなごライダー」は「175R」と書く。ここまでくると解説されなきゃ判るはずも無い。

 僕が中学生位の頃「パンチDEデート」という番組が流行っていた。学校で友達と昨日のTVの話になった時「ぱんち でーいー でーと」と僕が発音すると彼は爆笑して「あれで『パンチでデート』って読むんだヨ」と言った。僕は恥ずかしいのを通り越して「そう読ませたいなら『de』と書くべきだろ〜」なんて怒りさえ覚えた。今考えるとアホな話である。

 中学時代といえばクラスに学年で成績が常にトップという女の子がいた。ルックスもまあ可愛いのだが、いかにも才媛という感じの黒いフレームのメガネをかけていて近寄り難い雰囲気の子だった。国語の時間、当てられた生徒が教科書を読んでいた時の事。彼女の番になって「五〜六」という文章に差し掛かった時、誰もが頭のなかに「ごからろく」と浮かんでいた時「ご ないし ろく」と事も無げに読んでしまった。あなたのコンピューターでも「ないし」で変換すると「〜」が候補に出てきます。

 僕は大学時代TV無しの生活をしていたので浮き世離れした所があった。サークルの練習が終わって仲間と行きつけの喫茶店で飯を食っていた時の事、僕は店の新聞を読みながら
「へ〜夏はみんなシントウに遊びに行くんだ〜」
とつぶやいた。カウンターにボックス席がちょっとだけある狭い店内は僕らのグループだけで、みんな「?」という顔をしている。店のママさんがカウンター越しに覗くと
「あなた、それ『にいじま』って読むのヨ!」
このては漢字が読めてないのだからよりレベルが低い。

 大学時代といえば教室中が凍り付いたこんな事件もあった。試験期間中になると学内は一種の情報戦になる。
「○○教授のノートを持ってないか?」
「××教授の去年の問題のコピーが手に入ったゾ!」
なんて具合。毎年同じ問題を出す科目は特に皆が情報をほしがる。
「くりたに教授の経済△△なんだけど、俺一回も授業でてね〜んだけど大丈夫かな〜?」
「平気平気!くりたに教授は試験さえ受ければ出席は関係ないらしいヨ。」
なんて事があって、くりたに教授の階段教室は年に一度の満員御礼状態。試験官が入ってくるとこう言った
「え〜この教室は『あわや教授』の経済△△の試験会場です」
一瞬静まりかえった教室はすぐにざわついて、その理由を瞬時に全員が理解したのでまた輪をかけてざわついた。そう、「栗谷」じゃなくて「粟谷」だったのです。

 1998年のワールドカップの頃、ラジオのDJが「なは選手が」とか「なはのフリーキックが」とか言ってるので何の事かな〜?と思ってたら、「先ほどは失礼しました、名波(ななみ)選手の間違いでした」ときた。四年に一度世間がワールドカップモードになるので俄に選手名を言うはめになったのだろう。ひどい話だ、ナハナハってせんだみつおじゃ無いんだからサ。

 数年前、スキーの板を買い替えようとショップへ行った。カタログなどで予備知識を入れていったわけでは無いので、店頭で比較検討してSALOMONの「X-free」というシリーズを買った。嬉々として家に帰り袋から出した板をよく見ると「クロスフリー」とルビがふってある。・・・参った。店で「エックスフリー」と何十回も連呼したはずである。さっきまでの店員の笑顔さえ違った意味に思えてくる。


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